いいだのこめをのむいし
飯田の米を呑む石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 道端の巨石のそばで居眠りした百姓の米俵が消え、石が食べたのだと語り継がれている。
- 細部
- 鼎村の道に据わる大きな石にまつわる話である。米俵を背負って歩いていた百姓が、この石を頼りに腰を下ろして一息つき、そのままうとうとしてしまった。目を覚ますと担いでいたはずの俵が見当たらない。盗人の仕業とも言い切れず、人々はあの石が食ってしまったのだと噂した。以来、その石は物を呑む石として語られている。道具や作物が消えるという日常の困りごとを、路傍の目立つ岩へ結びつけて説明した例といえる。
- 広まり方
- 1932年の『郷土』に載る望月澄雄「石成長譚其他(下伊那郡)」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ