うえだのきつねをうったおおいし
上田の狐を撃った大石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 田の中の巨石で眠る狐を撃った猟師の家が絶え、割った石の一つに名を刻んで残したという。
- 細部
- 水田のただ中に人の背を越えるような岩があり、そこはしばしば狐が日を浴びて寝そべる場所だったと語られる。ある猟師がその岩の上にいた狐を仕留めたところ、まもなくその家は跡形もなく絶えてしまった。祟りを恐れた人々は岩を打ち割ったが、破片の一つには名を彫りつけて今も残し、その一帯は地名としても呼び習わされている。獣を害した報いが家筋そのものを断つという語り口と、地名の由来譚が一つに結び付いた例である。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、細川修・松本清人による石の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ