すわのおおいしにともるひ
諏訪の大石に灯る火
国内
物品・機械
- どんな話か
- 邪教を説く僧が清水を飲んだ際に落ちた岩に潰され、以来その辺りに火が灯るという石。
- 細部
- 塩尻峠から諏訪側へ下ったところに、澄んで冷たい清水の湧く場所がある。昔、この地に邪な教えを広めに来た悪僧がここで喉を潤していたところ、突然おそろしい山鳴りが起こり、大きな岩が転がり落ちてその身を押し潰したと伝わる。それからのち、空の曇った晩などになると、あたりにちらちらと光るものが見えるようになった。人々はこれを僧の亡霊のしわざと考え、その岩を大石と呼んで近寄らないようにしてきた。同じ清水は観音の霊験の話にも登場し、峠道の水場が土地の語りの結び目になっている。
- 広まり方
- 1932年の『俚俗と民譚』所収、福島福五郎「躄が立った話」に記録がある。
- 地域
- 長野県諏訪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ