ろばすうはいのちゅうしょう
ロバ崇拝の中傷
Onolatry
国外
流言・風説
- どんな話か
- 古代ローマなどでユダヤ教徒やキリスト教徒がロバを崇拝しているとされた、根拠のない中傷的な言説。
- 細部
『ロバ崇拝』は、古代においてユダヤ教徒やユダヤ系キリスト教徒がロバを神として崇めているとされた、事実に基づかない中傷的な言説である。帝政ローマ期には、ユダヤ教徒を貶める政治的な言いがかりとして用いられ、黄金のロバの頭を崇拝している、あるいは異邦人をロバに捧げているといった主張までなされた。この言いがかりは古代エジプトで生まれた可能性が指摘されており、紀元前2世紀ごろの記録に初めて現れ、1〜2世紀にはキリスト教徒に対しても使われた(十字架にかけられたロバの頭の人物を描いた落書きなどが知られる)。
ユダヤ系の歴史家ヨセフスはこの言いがかりに対する反論を著作に残している。19世紀末には、実際に古代ミケーネにロバを崇める信仰があったのではないかとする学説も一時提唱されたが、当時から異論も出ており、確定した見解ではない。
- 広まり方
- 古代の風刺や中傷文書を通じて広まり、後世の歴史研究の対象になっている。
- 地域
- 地中海沿岸地域
- 年代
- 古代
- 検証状況
- 事実でないと確認
裏付けがなく、事実ではないと確認・指摘されている。 - タグ