おにのてのあと
鬼の手の跡
国内
物品・機械
- どんな話か
- 疣石にたまる水の窪みを鬼の手の跡といい、その足跡は砂鉄の出る場所まで続いているという。
- 細部
- 疣石と呼ばれる岩には水のたまる窪みがあり、これを鬼が手をついた跡だと伝えている。またダイダラボッチ鬼神の足跡は次々と伸びていき、たどっていくと砂鉄の採れる場所へ行き着くという。岩の凹みを巨人の身体の痕跡として説明する語りが、産鉄の地を指し示す道しるべとして機能している点が興味深い。製鉄の技術者を不思議な力の持ち主として畏れた記憶が、鬼や巨人の姿を借りて土地に刻まれたと読める。
- 広まり方
- 1988年の『伊那』所収、大洞紀元「高森町上段の産鉄遺跡」に記録されている。
- 地域
- 長野県高森町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ