おかんのんさん
お観音さん
国内
物品・機械
- どんな話か
- しけの後に浜へ流れ着き、祀ったところ沖を行く船を進ませなくなったという観音像の話。
- 細部
- 荒天のあと、浜に打ち上げられていた観音像を人々が拾い上げ、供養して祀った。ところがそれ以来、その海域を通る船がどうしても前へ進まなくなったという。像の側に気に入らない事情があるのだろうと考えた人々は、無理に留め置くことをせず、江之浦にあった石の地蔵と入れ替えることで折り合いをつけた。漂着した神仏を迎えるという習わしと、迎えた側の都合だけでは済まないという感覚が同居している事例である。
- 広まり方
- 1996年の『常民文化研究』に載る石崎敬子「小田原市周辺の口承文芸」に採られている。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ