おかまじぞう
お釜地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 継母に釜で煮殺されかけた常丸を地蔵が湯から救い、悔いた継母が尼となって釜と地蔵を祀ったという。
- 細部
- 平安時代の弘仁の頃、丹羽郡小折村にひと組の若い夫婦が暮らしていた。子宝に恵まれるよう地蔵に願をかけたところ、男の子が生まれ常丸と名付けられた。ところが妻は程なくして亡くなり、夫は後添えを迎える。この継母が常丸につらく当たるようになり、夫が行商に出た隙に、子を釜で煮殺そうとしたという。胸騒ぎを覚えた夫が急いで引き返すと、子は無事で、地蔵が湯の中から自分を引き上げて助けてくれたのだと語った。これを知った継母は深く悔い改め、尼となって釜と地蔵を引き取り供養したことから、この地蔵はお釜地蔵と呼ばれるようになったという。
- 広まり方
- 2001年刊行の『みなみ』所収、内田白花「内海全久寺のお釜地蔵」に記録がある。
- 地域
- 愛知県江南市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ