おふでむろ
お筆ムロ
国内
物品・機械
- どんな話か
- 鎌倉を脱出した護良親王が宮戸島月浜で仮住まいした際、室の木の枝を筆代わりに地面へ挿したところ根付いて大木になったという。
- 細部
- 護良親王が鎌倉を脱出し、この宮戸島の月浜に船で流れ着いたときのことである。大浜のあたりに仮の住まいを構えていた親王は、嵯峨渓の海岸に近い御番所山、その中腹あたりで室の木の枝を筆代わりにしていたという。用が済んだのちにその枝をそのまま地面に挿しておいたところ、思いがけず根が生えて芽吹き、やがて大きな木にまで育ったのだと伝えられている。親王ゆかりの筆が生きた木となって残ったという、貴種流離譚らしい逸話である。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・木の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県東松島市
- 年代
- 鎌倉時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ