ふるおふだ
降るお札
国内
物品・機械
- どんな話か
- 栄えた家に空からお札が降るとされ、祝いに集まった人々の飲食で家財が尽きた例が語られる。
- 細部
- かつて豊かに暮らす家にはお札が降ることがあったという。ある家でそれを近所の者が見つけ、御蔭がやってきたと触れ回ったため、大勢の人が押しかけてきた。集まった者には酒と料理を出さねばならず、彼らは三日三晩にわたって飲み食いを続け、とうとう家の財産を食い潰してしまった。吉兆であるはずのお札が、周囲を巻き込んだ祝宴を通じて家を傾ける結果を招いており、幸運が過剰な振る舞いへ転じる皮肉が語りの要点になっている。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承の世間話の項に記録がある。
- 地域
- 長野県阿南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ