おどるがいこつひょうほん
踊る骸骨標本
国内
物品・機械
- どんな話か
- 理科室の骸骨標本や人体模型が真夜中に動き出し、上階の音楽室から響くピアノの音に合わせて踊るという、全国の学校で語り継がれる怪談。
- 細部
- 民俗学者・松谷みよ子の『現代民話考』シリーズに、1948年ごろ岩手県和賀郡黒沢尻町(現・北上市)の黒沢尻小学校で、ひとりでに鳴りだす音楽室のピアノの音に合わせて真下の理科室の骸骨標本が踊っていたという話が採録されている。類話には、標本が夜の校舎を徘徊する、翌朝に体の向きや位置が変わっている、床に骨の欠片や足跡が残るなど複数のパターンがある。人体の構造を教える教材が死を連想させる姿をしていることが、この種の怪談を各地の学校で生みやすくしていると指摘されている。
- 広まり方
- 戦後まもない時期に地方の学校で語られていた話が、児童向けの怪談本やインターネットのまとめ記事を通じて全国の学校に広まり、「理科室の人体模型が夜中に動く」という定型パターンとして今も語り継がれている。
- 地域
- 岩手県(旧・黒沢尻町、現在の北上市)の黒沢尻小学校発、現在は全国の学校の理科室
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ