ふくいのめんどりがなくかまど
福井の雌鶏が鳴く竈
国内
物品・機械
- どんな話か
- 福井松本の旅籠・藤屋で雄鶏を殺して料理したところ雌鶏が竈に飛んできて鳴き騒ぎ、人々は恐れて食べなかった。
- 細部
- 福井の松本にあった旅籠、藤屋での出来事である。ある晩、そこで飼っていた雄鶏を絞めて料理にしたところ、つがいであった雌鶏がかまどの前まで飛んできた。奉公人がその雌鶏を抱えて離れた場所に移しても、すぐにまた飛び降りてはせわしなく鳴き続けたという。この様子がただならぬものに見えたため、雄鶏を恋い慕うがゆえの行動だろうと人々は気味悪がり、その鶏料理には誰も箸をつけなかったと伝えられている。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成』第二期所収、神谷養勇軒の随筆集『新著聞集』に記録された話である。
- 地域
- 福井県福井市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ