なたがま
ナタガマ
国内
物品・機械
- どんな話か
- 刃物には邪を退ける力があるとされ、急病の子や死者の枕元で鎌が使われた。
- 細部
- 子が引きつけを起こしたり危篤に陥ったりして、医者を呼びに行く余裕がない場合、村では旧家の一軒に伝わる大黒柱へナタガマを打ち込めば効き目が現れるとされた。また人が亡くなったときには、猫などが遺体の上を通って汚すことのないよう、夜具の上に鎌を置く習わしがあった。この鎌は通夜のうちに取り除くが、出棺の際にも用いられたという。急場の病と葬送という異なる場面の双方で、刃物が境を守る道具として働いている。
- 広まり方
- 1939年の『民間伝承』に載った角川源義の報告「鎌と信仰」に記録がある。
- 地域
- 長野県佐久市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ