ななふしぎ
七不思議
国内
物品・機械
- どんな話か
- 四天王寺には底なしの龍の井や鳥の飛ばぬ南門、鳴かぬ蛙など、伝える資料によって内容の異なる七不思議が語られている。
- 細部
- 大阪市の四天王寺に伝わる七不思議についての話である。落語の演目「天王寺詣」にも登場する七不思議のひとつとして、覗き込むと龍の姿が浮かび上がって見えるという底なしの井戸がある。また別の記録では、南門にある仁王像の作者が誰であるか分からないこと、南門の上を鳥が決して飛び越えないこと、五重塔の露盤が長い年月を経ても色あせないこと、境内の樹木がどれほど生い茂っても金堂の屋根より高くならないこと、境内では雨垂れが落ちても地面がくぼまないこと、境内の池の蛙が一度も鳴き声を立てないこと、亀井の水にまつわる由緒、という七つが挙げられている。このほかにも、二股竹や猫の門の猫、引導鐘、ぼんぼん石、西門の石の鳥居などを数える説や、宝塔の露盤、金堂の雨、金堂内陣の柱などを数える説もあり、資料によって挙げられる項目に違いが見られる。
- 広まり方
- 1931年の『郷土研究上方』掲載、甘人生「天王寺の七不思議」ほかの記事、および1920年の『郷土趣味』所収、磯貝宗楽「各地の七不思議(下)」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ