なくいし
泣く石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 一位ヶ岳と華山が寺の造営を競い、粗雑に造った側が勝った際、負けた側の未完成の資材が化石化して残り、持ち出すと泣くと伝わる。
- 細部
- 下関市豊田町旧豊田上村に伝わる話で、かつて一位ヶ岳と華山という二つの山が、それぞれ寺を建てる早さを競い合ったことがあるという。このとき、丁寧に仕上げようとした方ではなく、雑につくった方が先に仕上げて勝負に勝ってしまった。負けた側では建築の途中だった資材がそのまま残され、長い年月を経て石に姿を変えたと伝えられている。この石は、地元から他の土地へ持ち出そうとすると泣き声をあげるといわれ、今も迂闊に動かしてはならない石として語られている。
- 広まり方
- 1975年の『民俗採訪』所収、山口県豊浦郡豊田町旧豊田上村(現・下関市)における國學院大學民俗学研究会の聞き取り調査に記録がある。
- 地域
- 山口県下関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ