なべいわ
なべ岩
国内
物品・機械
- どんな話か
- 人寄せに要る鍋釜を頼めば貸してくれたと伝わる、鍋の形をした山の岩穴。
- 細部
- あづまい山には、鍋や釜の形をした岩穴があり、なべ岩と呼ばれていた。この穴の神をあづまい様といい、寄り合いや祝い事で人が集まるときに必要な鍋釜を借りたいと願い出れば、貸してもらうことができたという。物を貸す石として各地に類例のある伝説の一つで、道具を数多く揃えられない村の暮らしを背景に、山の神が共有の貸し出し元として位置づけられている。返却をめぐる後日談は伝えられていない。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、石の伝説のうち物を貸す石の項に載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ