むらさきいし
紫石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 東宮明神の名石で、昔二人がかりで舟に積もうとしても舟が動かず、今では十人でも運べぬほど育ったという。
- 細部
- 東宮明神に伝わる紫石という名の石がある。かつて二人の男がこの石を舟に積んで持ち去ろうとしたところ、いくら漕いでも舟がまったく動かず、結局は諦めて置いていったという。この石は年々大きさを増していくとされ、当時ですら動かせなかったものが、今では十人がかりでもびくともしないほどになっていると語られる。神域の石を持ち出そうとした人間の企てが失敗し、その後も石が育ち続けているという話である。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の石・岩に関する伝説の項に記録がある。
- 地域
- 宮城県七ヶ浜町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ