さくのいけへとびこむもくぞう
佐久の池へ飛び込む木像
国内
物品・機械
- どんな話か
- 火事で尻に火傷を負った開基の木像がひとりでに池へ飛び込み、以来その池の田螺には尻がない。
- 細部
- 安養寺には寺を開いた和尚の姿を刻んだ木像が納められている。ある年に火災が起きたとき、この木像は尻の部分に火傷を負い、誰の手も借りずに境内の池へ飛び込んで傷を冷やしたという。それからというもの、その池に棲む田螺には尻がなくなったと伝えられる。像が自ら動くという怪異と、池の生き物の姿かたちの由来説明とが一続きになっており、寺の霊験を語ると同時に土地の名物を説き明かす話にもなっている。
- 広まり方
- 1931年の『民俗学』に載った小泉清見の「長野県伝説集」に記録がある。
- 地域
- 長野県佐久市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ