みずうみのおくりび
湖の送り火
国内
物品・機械
- どんな話か
- 夜の湖上でどこまでも舟を追ってくる怪火で、港に入ると消えたが、遭った者は一月ほど床に就いたと語られる。
- 細部
- 夏の夜更け、鰻を捕らえる筒を沈めに出た舟が戻る道すがら、遠くに明かりが揺れているのが見えた。仲間の舟だろうと思って声をかけたところ、近づいてきたのは送り火と呼ばれる怪しい火だった。舟を急がせても離れず、ぴたりと後ろに付いてくる。港へ入るとようやく火は消えたが、その人はしばらく起き上がれず、一月ばかり寝込んでしまったという。湖上の夜業に伴う恐れが、どこまでも追ってくる火の姿として語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1980年の『近畿民俗』に載る中村芳三の『塩津浜逸話集』その二に記録がある。
- 地域
- 滋賀県長浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ