みずごいじぞう
水乞い地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 井戸から出た地蔵を女鳥羽川へ投げ込んで祈ると雨が降ったという、原本村の雨乞いの石仏。
- 細部
- 元禄三年より前のこと、原本村の丸山家が井戸を掘っていると、土の中から地蔵が現れた。村ではこれを祀るために堂を建てて安置した。以後、日照りで水が欲しくなると、村人はこの地蔵を女鳥羽川へ投げ入れて祈ったという。すると雨が降ったと伝えられる。仏を丁重に祀るのではなく、あえて水に沈めて神仏を困らせ雨を促す型の雨乞いで、乾いた田を抱えた村の切実さがそのまま作法になっている。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、地蔵の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ