みやうつしがい
宮写貝
国内
物品・機械
- どんな話か
- 浜辺で拾える貝のなかには、殻の表面に社殿や鳥居のような模様が浮かぶものがあり、珍重されるという。
- 細部
- 島の浜辺には、殻の表側に思いがけない模様が浮かび上がった貝が打ち上げられることがあるという。よく見ると、その筋目や凹凸が御殿の廊下や堂塔、鳥居などの建物の形を思わせる姿に見えることから、これを宮写貝と呼びならわしている。ただの貝殻でありながら、社殿の姿をおのずと写し取ったかのように見えるということで、拾い当てた人はこれを大切な宝物として扱い、珍重してきたと伝えられる。自然の造形に霊験めいた意味を見いだす、島ならではの言い伝えの一つである。
- 広まり方
- 1981年の『伝承文学研究』に掲載された小川美由紀「宮島の伝説考―七不思議を中心に―」に記録がある。
- 地域
- 広島県廿日市市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ