どくきのこをしらせたみつかどのぎんなん
毒キノコを知らせた三つ角の銀杏
国内
物品・機械
- どんな話か
- 医師が持っていた三つ角の銀杏が急に割れたことが毒消しの兆しとされ、村人がなら茸の中毒を免れたという話。
- 細部
- 寛政4年(1792)4月、八千代町の百姓が採ったなら茸を吸物に仕立て、食べようとしていたところへ、医師の不二沢幸伯が来た。幸伯が携えていた三つ角の銀杏が不意に割れ、兄はそれを毒消しの知らせと受け取ったため、幸伯は吸物に口をつけず帰った。食べた百姓のうち2人は即死し、ほかの者も死にかけた。銀杏の異変が難を逃れる契機になった話として、結城郡八千代町の事例が滝沢馬琴『兎園小説』に記録されている(『日本随筆大成 第二期』1973年)。
- 広まり方
- 滝沢馬琴の随筆に記録され、日本随筆大成にも収められている。
- 地域
- 茨城県八千代町
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ