みいでらのかね
三井寺の鐘
国内
物品・機械
- どんな話か
- 寄進を拒んだ長者の子三人が鋳造の折に急死し、鐘に子の形が残るという由来話。
- 細部
- 三井寺で鐘を鋳ようとしたとき、勧進に回った同行衆は、ある長者の家で断られた。金なら一銭も出せない、子どもでよければ三人でも差し出そうという言い分だったので、同行衆は帳面にその子ども三人を書き込んだ。やがて鐘を鋳る段になると、長者の子は三人とも突然に息絶えたという。今もその鐘の面には子どもの形が浮かんでいると語られ、心ない一言が言葉どおりに果たされてしまう恐ろしさを説く話になっている。
- 広まり方
- 1941年の『ひだびと』に載る稲村三「説教ばなし―飛騨の昔話から―」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ