みいでらのべんけいのひきずりがね
三井寺の弁慶の引き摺り鐘
国内
物品・機械
- どんな話か
- 比叡山の僧兵・弁慶が三井寺から引きずり上げた釣鐘が「イノー(帰りたい)」と鳴り続けたため、怒って谷底に投げ捨てたという伝説の鐘。
- 細部
- 三井寺に伝わる釣鐘は、俵藤太(藤原秀郷)が三上山のムカデ退治の礼として琵琶湖の竜神から授かり、寺に寄進したものと伝えられる。比叡山延暦寺と三井寺が争っていた頃、比叡山の僧兵・武蔵坊弁慶がこの鐘を奪って比叡山まで引きずり上げ、撞いてみたところ関西弁で「帰りたい」と響くように聞こえたという。腹を立てた弁慶は鐘を谷底に投げ捨てたとされ、鐘には今もその際についたとされる傷やひびが残っている。この鐘は不吉なことが起こる前には汗をかいたり音が鳴らなくなったりするとも言い伝えられている。
- 広まり方
- 三井寺に伝わる寺伝として語り継がれ、鐘そのものが現存する物証として現在も霊鐘堂に安置され、参拝客に紹介されている。
- 地域
- 滋賀県大津市(三井寺)
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ