みがわりほおやけじぞう
身代わり頬焼地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 焼鉄を頬に当てられた下女の傷が消え、代わりに地蔵の頬が焼け爛れていたという像の由来。
- 細部
- 専修院にあるこの地蔵は、もとは相模の林村にあったと伝わる。助太夫という家に仕える下女が地蔵を深く信じ、日ごとに初穂を供えていたところ、主人はこれを聞いて激怒し、焼けた鉄を女の頬に押し当てた。気を失っていた女が目を覚ますと、頬の傷は跡形もなく消えている。不思議に思って地蔵のもとへ詣でたところ、像のほうの頬がひどく焼け爛れていた。以来この像は身代わりの地蔵と呼ばれるようになったという。信心の対象が痛みを引き受けるという霊験譚の典型である。
- 広まり方
- 1976年刊『日本随筆大成第三期』所収の『浪華百事談』(著者未詳)に記録がある。
- 地域
- 神奈川県横須賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ