みがわりじぞう
身代わり地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 疑われた女中の代わりに地蔵が火箸の痕を負い、娘は無事で長者は落ちぶれたという。
- 細部
- 大勢の女中や下男を抱える長者がおり、田で働く者たちの昼飯を運ばせていた。その女中の一人に信心深い娘がいて、道すがら村の地蔵の前を通るたびに一椀の飯を供えていた。ところが、男のもとへ飯を届けているのだろうと言い立てる者が出た。長者は娘を問い詰め、地蔵に供えているという言葉を信じず、焼いた火箸を顔に当てて白状させようとした。しかし娘はまったく火傷を負わず、代わりに地蔵の額へ火箸の痕が刻まれていたという。その後、長者は落ちぶれ、娘は何事もなく暮らしたと語られる。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、細川修・松本清人による地蔵や薬師や観音の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県上田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ