まーしー・ぶらうんのきゅうけつきそうどう
マーシー・ブラウンの吸血鬼騒動
Mercy Brown Vampire Incident
国外
呪物・呪い
- どんな話か
- 結核が「消耗病」として恐れられていた19世紀末、ロードアイランド州で一家の死者が墓から蘇って親族の生気を吸っているという疑いから遺体を掘り起こした、ニューイングランド吸血鬼パニックの代表例。
- 細部
- ブラウン家では1883年に母メアリー・イライザ、1884年に長女メアリー・オリーブが結核で死亡し、1891年までに娘マーシーと息子エドウィンも同じ病に倒れた。マーシーの死後もエドウィンの病状が悪化したため、1892年3月17日、村人たちの疑念を受けて父ジョージ・ブラウンが遺体の掘り起こしを許可した。地元医師が検分した結果、先に亡くなった母と長女は通常どおり腐敗が進んでいたのに対し、死後日が浅く冬の間ずっと地上の納骨堂に安置されていたマーシーの遺体は腐敗が目立たなかったため、これが疑いを決定づけた。遺体から心臓と肝臓を取り出して焼いた灰を水に混ぜてエドウィンに飲ませる民間療法が行われたが、エドウィンはその2か月後に亡くなった。
- 広まり方
- 当時の新聞報道で広く伝えられ、ニューイングランド各地に残る類似の吸血鬼パニック事例の中でも特に有名な記録として語り継がれている。
- 地域
- アメリカ合衆国ロードアイランド州エクセター
- 年代
- 1892年
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ