まよけのきょうづか
魔除けの経塚
国内
物品・機械
- どんな話か
- 魔物が出るため日暮れ後は人も通わぬ山道の難所に、経を納めた塚を築いて災いを封じたという。
- 細部
- 寒川から富郷へ抜ける山道の途中に、経塚が残っている。この道筋はもともと険しいうえに魔物が出るといわれ、日が落ちてから歩く者はほとんどいない難所であった。江戸時代の中ごろ、板谷の松尾家の先祖がこの場所へ般若経を数巻納めて塚を築いたところ、経の力によって魔物は抑え込まれ、以後その姿を現さなくなったと伝えられる。信仰の力で道の安全を確保したという由来が、そのまま塚の存在理由として語り継がれてきた。
- 広まり方
- 1963年刊の『あゆみ―富郷の民俗―』所収、森正史「富郷民俗抄―その特色の二・三について―」に見える。
- 地域
- 愛媛県四国中央市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ