くわ
桑
国内
物品・機械
- どんな話か
- 桑の木は雷を避ける力を持つとされ、落雷よけの植物として扱われてきた。
- 細部
- この地域では桑の木には雷を避ける力があると信じられている。雷が鳴り出すと桑の下や桑の枝を身近に置くと安全だといわれ、屋敷のそばに桑を植えたり、雷除けとして桑の小枝を用いたりする習わしが伝えられてきた。単なる養蚕用の樹木としてだけでなく、災いを遠ざける植物として特別視されている点が興味深い。桑という身近な作物に人智を超えた守りの力を見出すところに、暮らしと信仰が地続きだった土地柄がうかがえる。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、田中喜多美「郷土伝説 岩手雑纂」に記録されている。
- 地域
- 岩手県盛岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ