くぬきだるま
苦抜き達磨
国内
物品・機械
- どんな話か
- 落ちぶれた老翁が夢のお告げでクヌギの大樹を伐ると達磨像が現れ、それにならって苦行を積み富貴を取り戻したという話。
- 細部
- 昔、かつての栄華をしのびながら落ちぶれた暮らしを送っていた老翁がいた。ある夜、鎮守の杜のすみにそびえる一本の巨木を切り倒せば、ふたたび身を立て直せるという夢を見る。翁が言われたとおりにクヌギの大木を探し出して伐ってみると、切り口から達磨の尊像がころりと転がり出てきた。翁はこの達磨の姿に、見栄を張らず怠けず苦行を積み重ねる生き方を見て取り、自らもそれにならって精進を重ねた結果、ついにはもとの家運を取り戻し、富み栄えて安らかな生涯を終えたという。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』に収める加藤増夫「讃岐伝説玩具」に記録がある。
- 地域
- 香川県高松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ