くびのせじぞう
首截地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 高野山道の辻堂で夜な夜な怪異が起き、通行人が化生の者を斬ったところ石地蔵だったことから首截地蔵と呼ばれるようになったという話。
- 細部
- 堺市材木町にある地蔵にまつわる話である。かつて高野山へ通う道の途中に、旅人が一息つくための辻堂が設けられていたが、この辻堂では夜になると決まって奇怪な出来事が起こったという。ある夜、そこを通りかかった一人の通行人が、正体の知れない化生の者に出くわし、これを刀で討ち取った。ところが夜が明けてから確かめてみると、討ち取ったはずのものの正体は一体の石地蔵であった。この出来事にちなんでこの地蔵は首截地蔵と名づけられ、さまざまな願い事に霊験があるとされるようになったが、その体には今も、あのとき浴びせられた太刀の疵がはっきりと残っているのだという。
- 広まり方
- 1931年の『郷土研究上方』所収、後藤捷一「上方地蔵巡禮(大阪の部)」に記録がある。
- 地域
- 大阪府堺市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ