しものせきのよなきするこうしんとう
下関の夜泣きする庚申塔
国内
物品・機械
- どんな話か
- 下関市の三叉路にある庚申塔にまつわる話で、庭石にしようと持ち去った高利貸しが、夜泣く石に困り元に戻したという。
- 細部
- 下関市のある三叉路には、河田家の前で横倒しになった庚申塔が置かれている。かつてこのあたりで高利貸しを営んでいた人物が、この石を庭石として使うつもりで自宅へ持ち帰ったことがあった。ところが、持ち帰った晩から石が夜通し泣き声を上げるようになり、うるさくて眠ることができなかったという。困り果てたその人物は、誰にも気づかれないよう夜のうちにこっそりと石を元の場所へ返しに行ったと伝えられている。信仰の対象である塔を私用に転用したことへの報いを示す話といえる。
- 広まり方
- 1975年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による山口県豊浦郡豊田町旧豊田上村の調査記録に見える。
- 地域
- 山口県下関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ