ゆざのにんぎょすがたのさかなとでし
遊佐の人魚姿の魚と弟子
国内
物品・機械
- どんな話か
- 庚申の晩に師匠が人魚のような魚を振る舞い、真っ先に食べた弟子が一番の弟子と認められた話。
- 細部
- 遊佐町に伝わる庚申待ちの話として、庚申の晩に師匠が弟子たちに御馳走を出した出来事が語られている。用意されたのは、海の中で獲れた人魚のような姿をした魚だったという。見た目が気味悪く、弟子たちの多くは箸をつけることをためらったが、その中の一人だけがまっさきに手を伸ばしてこの魚を食べてしまった。この様子を見た師匠は、迷わず食べたその弟子こそが一番よい弟子だと感じ入ったのだという。得体の知れない食べ物を恐れず口にできるかどうかが、弟子としての器量を試す一種の試練として扱われていたことがうかがえる話である。
- 広まり方
- 1960年の『庚申』所収、窪徳忠「庚申縁起話」に記録がある。
- 地域
- 山形県遊佐町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ