やまのうちのかけじくをかえたこうしん
山ノ内の掛軸を替えた庚申
国内
物品・機械
- どんな話か
- 病床で姿がちらついた庚申の掛軸を探し出して拝み、掛け替えると夜通し痛みに苛まれた話。
- 細部
- 床に伏している間、庚申の姿が繰り返し目の前をよぎるので、倉を探してみると庚申を描いた軸物が出てきた。以来その軸を朝夕拝む暮らしを続けたが、あるとき別の軸へ掛け替えたところ、その晩は体じゅうが痛んで一睡もできなかった。もとの庚申の軸に戻すと、痛みはたちどころに引いたという。神仏が持ち主に自らの所在を知らせ、粗略に扱われると身体の不調で応じるという、掛軸をめぐる信仰のあり方が語られている。
- 広まり方
- 1960年の『庚申』に載った窪徳忠「庚申縁起話」に記録がある。
- 地域
- 長野県山ノ内町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ