いまばりのそうなんしゃをすくうこうしんのもち
今治の遭難者を救う庚申の餅
国内
物品・機械
- どんな話か
- 海で遭難した者が火を頼りに辿り着いた家の主は庚申で、かつて餅を供えた者だけに餅を与えた。
- 細部
- 海の上で船が難に遭った人々が、遠くにまたたく火の明かりを目印にして進み、ようやく島へ上がることができた。上陸した先に一軒の農家があり、なかにはつきたての餅が並べられていた。ところがその家の主は人ではなく庚申であり、餅を分け与えたのは、かつて自分に餅を供えたことのある家の者だけであったという。日ごろの祀りの有無が、危急の場面での救いの差として現れる筋立てになっている。
- 広まり方
- 1960年の『庚申』に載る窪徳忠「庚申縁起話」に記されている。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ