さがみはらのくびつりをまねくこうしんとう
相模原の首吊りを招く庚申塔
国内
物品・機械
- どんな話か
- 石塔の屋根が背後の樹に食い込んで浮いた状態になっており、その障りで首吊りが続いたと語られた。
- 細部
- 路傍に立つ庚申の石塔が、背後から伸びた木にじわじわと押されて屋根の部分を幹へ食い込ませ、宙に浮いたような姿になっていた。近隣ではこの土地で首を吊る者が二人出ており、原因を石塔の異状に結びつける見方があった。石が本来あるべき据わりを失っていること自体が障りの元になる、という考え方がうかがえる伝えで、木と石という動かぬものの取り合わせが人の死に結びつけられている点に、ものの祟りを語る土地の感覚があらわれている。
- 広まり方
- 1956年の『ひでばち』に載る鈴木重光「物の祟りということ」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県相模原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ