こまのひづめいし
駒蹄石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 聖徳太子が乗った馬の蹄の跡が残るとされる石で、中山寺に伝わる駒蹄石と呼ばれている。
- 細部
- 宝塚市の中山寺には、駒蹄石と呼ばれる石が伝わっている。言い伝えによれば、聖徳太子がこの地を馬に乗って訪れた際、その馬の蹄が石の表面に跡を残し、それがそのまま形として今に伝わっているのだという。石そのものは特別な加工が施されているわけではなく、あくまで自然の石の表面にできたくぼみを蹄の跡と見なして意味づけている点が、この種の言い伝えの特徴といえる。太子ゆかりの地として寺の由緒に組み込まれることで、単なる石が特別な由来を持つ史跡として大切に扱われるようになったと考えられる。降臨や来訪にまつわる石の伝説は各地に見られるが、ここでは馬の蹄という具体的な形が語りのよりどころになっている。
- 広まり方
- 1991年の『日本民俗学』所収、田野登「降臨石系統の伝説-近世地誌に見る伝説の構造分析-」に記録されている。
- 地域
- 兵庫県宝塚市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ