こまいし
駒石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 馬の蹄の跡と見える窪みを持つ石で、義経の見物とも、馬もろとも落ちた女の悲しみとも語られる。
- 細部
- 平らな面に浅い円形の窪みがある石を駒石と呼ぶ。一つの説明では、弁慶が道を塞ぐ大石を斬ろうとしたとき、義経が馬に乗ったままその様子を眺めていた場所であり、今も蹄の跡が残っているのだとされる。もう一つの説明はまったく趣が異なり、隣の部族の不意打ちで捕らえられた男を追ってきた女が、男の殺される瞬間を目にして手綱を強く引いたため、馬の前足が岩に食い込み、足を痛めた馬もろとも谷へ落ちたのだという。この場合、窪みは女の悲しみが残した蹄の跡と語られる。同じ石に英雄譚と悲話が並んで結び付けられている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』所収、本島宏一「鼎の伝説 切石の伝説」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ