こくのゆ
こくのゆ
国内
物品・機械
- どんな話か
- 武士が置いていった卵状の品を捨てた庄屋に、それはこくのゆという貴重な品だと告げ、食べると心身が健やかになったという。
- 細部
- 六右衛門という庄屋が羽生村(山県郡)に住んでいたころ、森源左衛門と称する武士が屋敷を訪れ、卵に似た丸い品を六つ残して立ち去った。得体が知れなかったため六右衛門はそれを打ち捨ててしまうが、次の日にまた源左衛門が姿を見せ、あの品はこくのゆという世に稀な代物で、口にすれば不思議な験があると教えた。半信半疑で食してみたところ、六右衛門の体には清らかな気が宿り、以後すこぶる丈夫になったと伝えられている。
- 広まり方
- 1980年刊『続日本随筆大成』に収める、小寺清之の『老牛餘喘』に記録がある。
- 地域
- 広島県北広島町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ