きたむきかんのん
北向観音
国内
物品・機械
- どんな話か
- 篤く観音を信じたお竹が嫁ぐ日に暇乞いをすると、南を向いていた像が北へ向き直ったと伝わる。
- 細部
- お竹という働き者の女が、日ごろから熱心に観音を信仰していた。その信心ぶりは身から光が差すほどだといわれ、人々からは如来様のようだと評されていた。やがて嫁ぐことになり、これまでの守りに礼を述べて別れを告げると、観音の側からもお竹、帰るのかと惜しむ声がかかった。驚いたお竹が振り返ると、それまで南を向いていた御霊体が、いつのまにか北へ向き直っていたという。像の向きの由来を、一人の信心深い女との別れで説く話である。
- 広まり方
- 1940年の『旅と伝説』所収、小川草路「湘南見聞片々」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県平塚市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ