きたむきじぞう
北向き地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 落城の際に討たれた姫を悼んで建てた地蔵が、夜ごと北を向いてしまうという。
- 細部
- 城が落ちたとき、逃げ延びた人々の中に姫がいたが、追手に見つかって命を落とした。哀れに思った人々が小さな地蔵を刻んで供養したところ、その像は夜になると顔を北へ向けてしまう。どこへ向き直るのかを言い当てない代わりに、方角だけが繰り返し語られる。据えた向きに収まらない石仏という形で、無念のまま果てた死者の心残りが表現されている。地蔵の名もそこから来ている。
- 広まり方
- 1984年の『伊那』に載る萩元義房の記事、千代の伝説による。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ