きりぬきじぞう
切り抜き地蔵
国内
物品・機械
- どんな話か
- 明治14年の水路工事で川から拾われた地蔵が切り抜き地蔵として祀られ、大病を治す霊験で知られるようになった。
- 細部
- 明治十四年、岩山を切り開いて田畑への用水路を通す工事が行われた際、川を流れてきた一体の地蔵尊をある村の人々が見つけて拾い上げ、しばらくは各家で大切に祀っていた。やがてより多くの人が参拝できるようにと、工事で切り抜かれたその土地に「切り抜き地蔵」として改めて安置されることになった。あるとき、大病と精神の病の両方に苦しんでいた一家がこの地蔵に祈願したところ、思いがけず病がすっかり癒えるという出来事があった。この評判が広まり、以来遠方からも多くの人が祈願のために訪れるようになったという。
- 広まり方
- 『民俗静岡』1972年掲載、戸塚孝一郎「石仏巡礼(一)切り抜き地蔵」に記録がある。
- 地域
- 静岡県静岡市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ