けいとうまめ
鶏頭豆
国内
物品・機械
- どんな話か
- 夫が誤って鶏頭の種だけを蒔き妻が罵ると、居合わせた法師が鶏頭を豆に変えた。その法師は弘法大師だったという鶏頭豆の由来譚。
- 細部
- 富士市に伝わる鶏頭豆は、一本の茎に実を二合ほどつけるという珍しい豆で、その由来として次のような話が残っている。昔、この土地に豆と鶏頭の種をまいて暮らす老夫婦がいた。あるとき夫が思い違いをして、豆ではなく鶏頭の種ばかりを蒔いてしまう。それを見た妻がひどく夫をなじったところ、たまたまその場に居合わせた一人の法師が、まいたばかりの鶏頭を豆に変えてしまったという。後にこの法師こそ弘法大師であったことがわかり、この出来事が鶏頭豆という名の由来になったと伝えられている。
- 広まり方
- 1913年の『郷土研究』誌に掲載された山中笑「鶏頭豆の話」に記録がある。
- 地域
- 静岡県富士市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ