けちみゃくざくら
血脈桜
国内
物品・機械
- どんな話か
- 松前城下の2本の桜は根が繋がっており、掛けられた血脈を取りに来る者がなく桜の霊が受けたという噂が伝わる。
- 細部
- 松前城の本丸のそばに向き合うように立つ光善寺と龍雲寺には、それぞれ桜の木があり、この二本は地中でひと続きの根を持つと語られている。この桜には由来があり、昔、お芳という娘がいて、芳の山からひと枝を手折って自宅まで持ち帰り、それを植えたところ育っていったのがこの桜だという。本来一重であるはずの花に八重の咲き方も見られるようになったという。ある時、この桜に血脈が掛けられたが、それを受け取りに来る人が誰も現れなかった。そこで、桜そのものの霊魂がその血脈を受けたのではないかという噂が立ったと伝えられている。
- 広まり方
- 1931年の『旅と伝説』所収、深瀬春一「伝説の福山」に記録がある。
- 地域
- 北海道松前町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ