かたてのないぶつぞう
片手の無い仏像
国内
物品・機械
- どんな話か
- 若宮神社から盗み出された片手の欠けた仏像で、船を港から出さずに盗人を露見させたという。
- 細部
- 若宮神社には片方の手を失った仏像が納められていた。あるとき一人の僧がこれを持ち去り、御荘の港から船に乗って逃げようとした。ところが船はいくら漕いでも岸を離れず、港から出て行かない。不審に思って人々が調べたところ、その僧の荷から神社の仏像が出てきたという。仏像みずからが土地を離れることを拒んだ、という筋立てで語られており、社に納まる像が動かされるのを嫌うという発想は、同じ土地の薬師如来の伝えとも重なっている。
- 広まり方
- 1991年の『常民』所収、中央大学民俗研究会の愛媛県南宇和郡城辺町調査報告書に記録がある。
- 地域
- 愛媛県愛南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ