もどってきたかほうのかたな
戻ってきた家宝の刀
国内
物品・機械
- どんな話か
- 人の手に渡してはならないといわれていた先祖伝来の刀を売り払ったが、翌朝には家に戻っていた。
- 細部
- 先祖の代から、決して人の手に渡してはならないと言い伝えられてきた刀があった。ある事情からその刀を手放し、売ってしまったが、翌朝になるとなぜか刀は元の家に戻ってきていたという。持ち主の意思とは関わりなく、刀自体が自らの居場所へ帰ろうとするかのような不思議な力を持っていたことを示す話である。代々受け継がれてきた家宝には、人の思惑を超えて元の持ち主のもとへ戻ろうとする意志が宿るという考え方が根底にあるのだろう。
- 広まり方
- 1939年の『旅と伝説』所収、森口多里「陸中水沢町聞書」に記録がある。
- 地域
- 岩手県奥州市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ