かせづえ
鹿杖
国内
物品・機械
- どんな話か
- 老翁が地に挿した鹿杖がそのまま根づき、椋の木に育ったと伝えられる百済寺ゆかりの話。
- 細部
- 百済寺の僧である源重僧都のもとを、八十を越えたと見える老翁が訪ねてきた。翁はみずからを小野一万大菩薩と名乗り、携えていた鹿杖を地面に挿す。するとその杖はやがて枝を伸ばし、椋の木へと育っていったという。杖が生きた樹木に変わるという型の話であり、名乗りによって訪ねてきた者が人ならぬ存在であったことが示される。杖の成長する話の一例として書きとめられたものである。
- 広まり方
- 1925年の『民族』に載る柳田国男の杖の成長した話に記録がある。
- 地域
- 滋賀県東近江市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ