かさまつ
傘松
国内
物品・機械
- どんな話か
- 灯明が降りるという傘松を山師が切ろうとしたところ、夜ごとに切り口が治り、女のすすり泣きが聞こえたという。
- 細部
- 山の上に立つ傘松は、灯明が降りてくる木として大切にされていた。それを知りながら、ある山師が周囲の制止を振り切って伐採にとりかかったが、一日では切り倒せず、日暮れとともに作業を切り上げた。その夜、小雨がそぼ降る中、山の上から若い女がすすり泣くような声が聞こえてきたという。翌日、山師たちが現場に戻ってみると、前日つけたはずの斧の傷がすっかり塞がっていた。これに恐れをなした山師たちは、以後二度とその木に手をつけなかった。
- 広まり方
- 1959年の『民俗採訪』に國學院大學民俗学研究会が「秋田県仙北郡西仙北町旧土川村」として記録した。
- 地域
- 秋田県大仙市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ