かっぱのこいし
河童の小石
国内
物品・機械
- どんな話か
- 河童から譲られた小石を削って調合したという口中薬を、売り物にしていた家があった。
- 細部
- 水の主から受け取った小石を家の宝とし、それを削った粉を混ぜて口の中の病に効く薬を作り、商いとしていた家が伝えられている。河童から得た品が家の生業の由来になるという筋立ては各地に見られるが、ここでは薬の材料そのものが小石という具体物として語られ、削るという手順まで示されている。怪異が実際の家業の起源として語られ、商品の効き目を保証する物語として働いていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1927年の『民族』誌に載った早川孝太郎の河童伝説三篇に記録がある。
- 地域
- 長野県阿南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ