いいだのかわからもどるかんのんぞう
飯田の川から戻る観音像
国内
物品・機械
- どんな話か
- 盗まれて天竜川へ捨てられた本尊が下流で見つかり、船で戻すと台座に寸分違わず収まった。
- 細部
- 長石寺に押し入った盗人が本尊を担ぎ出したところ、運ぶうちに背が妙に重くなってきた。恐ろしくなった盗人は像を天竜川へ投げ込んでしまう。像は流れ下って泰阜の門島まで達した。やがて明島の人の夢枕に観音が立ち、助けを求めたので、目覚めてから淵へ行ってみると果たしてそこにあった。拾い上げて船で寺まで送り届けると、像はもとの台座にぴたりとはまったという。捨てた側の恐怖と、拾った側の夢とが対になって、像が自ら帰り着く筋を作っている。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承編、伝説の章にある観音の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ