てんりゅうむらのかんのんばこのてっぽうよけ
天龍村の観音箱の鉄砲除け
国内
物品・機械
- どんな話か
- 背負った観音像の箱に当たった鉄砲玉がぼろぼろ落ち、追手から逃げ延びたという霊験譚。
- 細部
- 久下家の先祖にあたる久下甚九郎は、主人のせらだ正頼から観音・阿弥陀・薬師の三尊を託され、これを背負って落ち延びるよう命じられた。逃げる途中で賊に追いつかれ、鉄砲を撃ちかけられる。ところが弾は背に負った観音像の箱のあたりまで来ると、力を失ってぽろぽろと地に落ちた。そのおかげで甚九郎は無事に逃げおおせたという。持ち出した仏像が持ち主の命を救い、家に伝わる由来として語り継がれている。
- 広まり方
- 1989年刊行の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承の章、観音・薬師・地蔵・不動の伝説のうち観音の伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県天龍村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ